浮きげ毛が多い原因
浮き毛は女性なら誰もが気になるものですよね。
分け目や表面にポワッと浮いてしまう髪の毛は、どうしても気になってしまいます。
今回は浮き毛の正体や原因、そして対策方法についてお伝えします。
浮き毛には大きく分けて2つの種類があります。
1つ目は「切れ毛」で、カラーリングやパーマ、ブラッシングなどで髪がダメージを受け切れ毛や枝毛になり、それが浮き毛となります。
乾燥した切れ毛は髪の毛の質量が軽くなるため、周りの毛よりも浮きやすくなります。
2つ目は「成長途中の毛」で、髪の毛には成長周期があります。
成長期→退行期→休止期を経て自然に抜け落ちていくのですが、成長途中の毛が浮き毛として現れることがあります。
髪の寿命には個人差があり成長や抜けるタイミングがバラバラになるためです。
これらの原因に対して、対策方法としては髪を極力ダメージさせないようにすることと、成長途中の毛はしょうがないということになります。
ただし、成長途中の毛の中でも特に目立つ浮き毛になっている毛には成長不十分な毛があることがあります。
この成長不十分な毛は、うねうねして縮れやすく、浮きやすい髪の毛です。
毛髪は毛穴の中で生成され、毛穴から生えてくるため、毛穴の形が歪むと髪がうねりやすく縮れたりしてしまいます。
成長不十分な毛髪が生えてくる理由としては、生成される段階で栄養不足だったり毛穴が健康な状態ではなかったりすることが挙げられます。
浮き毛の対策には、この2つの課題を解決することが大切です。
そこで、日頃から髪に栄養を与えることや頭皮のマッサージ、適切なヘアケアを行うことが重要です
浮きげ毛の対処法
前回の話で、浮き毛の原因として髪の成長過程やダメージがあることがわかりました。
その原因を解決するためには、頭皮のエイジング(老化)を防ぐことが重要です。
人間の老化は、活性酸素の発生によって起こります。
活性酸素には4種類あり、中でも特に注意すべきは「ヒドロキシラジカル」という悪玉活性酸素です。
この活性酸素を発生させずに除去することがエイジングケアの鍵となります。
美容室でのカラーリングは活性酸素の大量発生源となっています。
カラーのお薬は酸化して発色するため、塗った後の放置時間が問題となります。
特に白髪染めは、頭皮に活性酸素を発生させやすいため注意が必要です。
そこで、カラーの方法を変えることが重要です。
頭皮や髪を保護しながら、酸化している時間を短くすることで活性酸素の発生を極力抑えることができます。
また、水素を使うことで活性酸素を除去する方法があります。
最近では、水素を含む水素カラーや水素シャンプーが注目を集めています。
これらを使うことでエイジングケアが可能になります。
生活習慣で浮き毛は改善する?
浮き毛の改善には、日頃の生活習慣も大きく影響します。
人間の体は、疲れやストレスを感じると活性酸素が発生する仕組みになっています。
そのため、良質な睡眠やリラックスする時間を取ることで根本的な原因を減らすことができます。
また、紫外線も浮き毛の原因の一つとなっています!
過度な日焼けは避けるべきですが、頭皮のケアについて意識している方は少ないかもしれません。
しかし、頭皮も肌と同じく紫外線ダメージを受けます。
特に髪が分け目を作っている部分は、紫外線ダメージが集中し浮き毛が発生しやすくなります。
最近では、頭皮用のUVケア商品や紫外線を防止するキャップなど様々な商品が出てきています。
また、髪を乾燥させないことも重要です。
しっかりとドライヤーで乾かすことで、髪内部の水分が失われず浮き毛を防ぐことができます。
自然乾燥は避け、化粧水をつける前にはドライヤーで髪を乾かすことをおすすめします。
浮き毛の直し方
浮き毛を直す方法について、まずはドライヤーの使い方がポイントです。
お風呂上がりは、摩擦を避けるためタオルでこすらず、ポンポンと叩くように水分を取り、ヘアオイルやクリームをつけます。
朝の準備の段階では、乾いた状態だと直しづらいため軽くでも濡らしてからドライヤーを使います。
風の向きは必ずキューティクルに逆らわないよう毛先の方向に向けて当てます。
また、髪は温まって冷えると形が決まる性質があるため、根本の浮き毛付近に熱を当てて手のひらで抑えたまま熱を外して少し時間を置いて冷やします。
これだけでも浮き毛が少し収まるでしょう!
最近は浮き毛を抑えるアイテムも多く出てきています。
代表的なものはマスカラタイプの浮き毛抑えで、根本の浮き毛に塗って撫でると一時的ではありますが収まりが良くなります。
ホリスティックメニューで改善する方法
ホリスティックメニューの中にはホリスティックカラーというものがあります。
これは現在の毛髪化学で最も髪と頭皮に優しい染め方です。
先ほどお話ししたカラーの負担を極限まで抑え時短で染める方法です。
特別な美容液によって、髪と頭皮のたんぱく質を正常化したった10分前後の放置時間でも綺麗に、しかも長持ちするカラーに仕上がります。
従来の染め方に比べ放置時間が約半分に短縮されます。
1回の施術で10分前後の差に過ぎませんが、生涯にわたってのカラー放置時間を計算すると大きな差になります。この差が老化の時間となってしまうのです。
美容室での施術だけでなく、お家での努力も重要です。
両方の取り組みが合わさることで、現在の浮き毛と上手に付き合えるだけでなく将来的な浮き毛の予防にもつながります。
髪の悩みはダイエットと同じように、一瞬で解決されるものではありません。
毎日の積み重ねが大きな結果を生み出します。
皆さんも、自分自身の浮き毛と向き合って取り組んでみてください。
努力すれば必ず結果がついてくるはずです!