美容室で仕上げてもらった髪、できればずっとキレイなまま保ちたいですよね。でも、数日でパサついたり、うねりが出たり…そんな経験はありませんか?実は髪の美しさをキープできるかどうかは、日常のケア次第なんです。今回は、サロン帰りの髪を長持ちさせるための「3つの習慣」と、誰でもできる簡単なコツを美容師の視点で解説します。髪をもっと好きになるために、ぜひ参考にしてください。
正しいシャンプー習慣が美髪の土台を作る

毎日の洗い方とシャンプー選びがポイント
髪がパサつく原因のひとつが「洗い方のクセ」。ゴシゴシこすらず、泡でやさしく包むように洗うのが基本です。頭皮はしっかり指の腹で、毛先は泡でなでるだけでOK。シャンプーは洗浄力がやさしいアミノ酸系のものを選びましょう。市販品よりもサロン専売品の方が成分がよく、カラーの退色も防いでくれますよ。シャンプーは毎日のことだからこそ、丁寧な使い方が髪の美しさを左右します。
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タオルとドライヤーの使い方でツヤが変わる

髪の水分を守る乾かし方を習慣に
お風呂上がりのタオルドライは、こすらずにポンポンとやさしく水気を吸い取るのが大切。摩擦が強いとキューティクルが傷ついてしまいます。ドライヤーは根元から毛先に向かって風をあてることで、キューティクルが整い、自然なツヤが出ます。8割乾いたら冷風に切り替えて仕上げると、スタイルも長持ち。ドライヤーの使い方ひとつで髪の質感がガラッと変わるので、今日から意識してみましょう。
ヘアオイルとトリートメントの賢い使い方

タイミングと量が美髪キープのカギ
洗い流さないトリートメントやヘアオイルは、使うタイミングと量がとても大切。ドライヤーの前にはミルクタイプやオイルタイプのトリートメントを毛先中心に。乾いた後には、少量のヘアオイルを中間から毛先になじませて、ツヤとまとまりをプラスしましょう。つけすぎるとベタつきやボリュームダウンの原因に。手のひらでしっかり伸ばしてから使うのがコツです。適切な使い方で、髪にやさしい保護膜を作ってくれます。
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カラーやパーマ後のNG習慣を避けよう

美容室の仕上がりを台無しにしないために
カラーやパーマの直後は、髪がとても不安定な状態。24〜48時間は洗髪やヘアアイロンの使用を避け、定着を優先させましょう。また、プールや海などの塩素・塩分は髪へのダメージが大きく、色落ちや乾燥の原因になります。アウトドア時には帽子や日焼け止めスプレーで髪を守るのがおすすめ。サロンでの施術後は、しばらくの間「いたわるケア」に切り替えて、キレイな状態をできるだけキープしましょう。
週1回のスペシャルケアでツヤを底上げ

集中トリートメントでごほうび時間を
毎日のケアだけでは補いきれないダメージには、週に1回のスペシャルケアが効果的。お風呂での蒸気と合わせて使う集中トリートメントは、浸透力が高く、しっとりまとまる髪に仕上がります。サロンで仕上げたトリートメントを長持ちさせる専用のホームケアパックなどもおすすめ。特別な日じゃなくても、髪に“ごほうび”を与えるつもりで取り入れると、扱いやすく美しい髪がキープできますよ。
まとめ|3つの習慣がキレイな髪を育てる
今すぐ始めたい簡単ホームケア
サロン帰りの髪を長持ちさせるには、正しい洗い方・乾かし方・スタイリング剤の使い方がポイントです。難しいことではなく、ちょっとした意識と習慣の積み重ね。毎日のケアを丁寧にすることで、サロンでの仕上がりが長続きし、髪に対する自信にもつながります。今日からできる習慣で、もっと髪を好きになってみませんか?