RAGCIE社長コラム

20年後の美容業界で僕らにできること

皆さんのお仕事は何ですか?

20年後のご自分のお仕事がどうなっているか、イメージできますか?

何でもかんでもロボットやAIに代替えされていく時代、美容業界も例外ではありません!

髪をカットしたりカラーをしたりといった技術的な部分にロボットが利用されるようになっていくのは容易に想像がつきます。

心臓のバイパス手術をロボットがやっているというテレビを見ました。

医療ミスや体力が関係ないので医者の負担が減るのだとか。

ミスした時の責任の問題はあると思いますが・・・

最近ではオートシャンプーを取り入れているサロンもすでにたくさんありますよね。

僕はそれって別に悪いことではないと思ってます。

むしろ、ロボットの方がミスなく正確に、希望通りにしてくれるでしょう。

だけど、ロボットの導入が進むと僕ら美容師って何をすれば良いんでしょう?

ロボットの設定ボタンをピッと押す仕事?

機械のメンテナンス?

いえいえ……まだ人間にしかできないことってあるんです!

それはカウンセリングとコミュニケーション。

ロボットに「よくお似合いです!」と言われても、「ああ、何かの設定なんだな」って思うだけでしょう。

美容師なら、1人1人に合わせて「ここをこうすると可愛い」とか「ここの癖毛はこうすればよく見える」とかいったカウンセリングができますよね。

そうしたカウンセリングやコミュニケーションが、これからはいっそう美容師に問われてくると思います。

また、ロボットを利用するなら仕上がりはみんな同じなわけですから、美容室はお客さんに「選んでもらう」ために技術以外の部分でも勝負しないといけなくなります。

豊富な知識と経験、そして優れたセンスを持つ美容師が必要になります。

さらには、美容医療をからめたり、デザイン性以外の部分に特化させたりなど、新たな分野にも目を向ける必要があるでしょう。

これからは、技術的な部分をロボットに任せ、美容師はお客さんに新たなアプローチをしたり、カウンセリングに集中したりといったより高度なサービスが求められる時代が来ると思います。

仕事が無くなるんじゃないかと焦るより、自分の可能性が広がることを楽しみにしたいですね!

-RAGCIE社長コラム