その絡まり、放置していませんか?

毎朝髪が絡んでイライラ…。
くしが通らない・切れ毛が増える・毛先がゴワゴワになる──そんなお悩み、意外と多いです。
でも実は、絡まりやすい髪にも「ちゃんとほどける」ケア方法と、髪に合ったブラシ選びがあります。
今回は、美容師の立場から絡まりやすい髪の原因と対処法をわかりやすくご紹介します。
絡まりやすい髪の主な原因とは?
- ダメージ毛:カラー・ブリーチ・熱ダメージなどでキューティクルが開き、絡まりやすくなる
- 細くて柔らかい髪質:静電気や摩擦の影響を受けやすい
- 髪の長さや量:ロングヘアや多毛の方は物理的に絡まりやすい
- 乾燥・保湿不足:うるおい不足で髪表面がパサつき、絡まりやすくなる
つまり、髪の構造と外的ダメージの両面からのアプローチが必要になります。
ブラッシングのコツとNGポイント

毎日のブラッシングで大切なのは、「優しく、段階的に、摩擦レス」で行うこと。
正しいブラッシングのステップ
- 毛先から少しずつほぐす(無理に根元から通さない)
- 途中で引っかかっても無理に引っ張らず、一度離す
- 根元〜毛先へ、なめすようにブラシを通す
やってはいけないNG例
- 力まかせにゴシゴシと梳かす
- 寝起きの乾いた髪を一気にブラッシングする
- 絡まりを引っ張って切れ毛を増やす
朝よりもお風呂前やドライヤー前など、髪が整っているタイミングでブラッシングするのがおすすめです。
絡まりやすい人におすすめのブラシ3選
- タングルティーザー:やわらかい長短のピンが絡まりを引き裂かずにやさしくほぐす
- アヴェダ パドルブラシ:クッション性が高く、頭皮マッサージにも◎
とくにタングルティーザーのような「絡まり解消に特化したブラシ」は1本持っておくと安心です。
ケアで変わる!絡まり予防の5つの習慣

- 洗いすぎないアミノ酸系シャンプーで潤いをキープ
- トリートメントは中間〜毛先に丁寧になじませる
- 濡れた髪にはアウトバストリートメント必須(オイルやミルク)
- 寝る前は必ず完全に乾かす(自然乾燥はNG)
- 枕カバーをシルク素材にするなど、就寝中の摩擦を減らす
日々のルーティンを少し変えるだけで、「朝のブラシ通り」は驚くほど変わります。
まとめ:絡まりやすい髪は“道具と習慣”で変えられる
髪が絡まりやすいのは、髪質やダメージのせいだけではありません。
「やさしく梳かす・適切な道具を使う・日々のケアを見直す」この3つのバランスで、髪の扱いやすさは大きく変化します。
毎日のブラッシングがストレスになっている方は、今日から道具と習慣を見直してみてください。
“ほどける髪”は、ちゃんと作れます。