ヘアケア

美容師が実践するナイトルーティン|髪と頭皮を守る過ごし方

美髪は「夜の過ごし方」で決まる

髪にとって夜のケアは、朝のスタイリングよりずっと大事。
寝ている間に起きる“摩擦”や“乾燥”をどう防ぐかで、髪の扱いやすさが大きく変わります。

今回は、私たち美容師が実際に行っている髪と頭皮を守るナイトルーティンをご紹介します。
どれも今日から取り入れられるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

STEP1:夜シャンで一日の汚れをリセット

まず基本中の基本はその日の汚れをその日のうちに落とすこと。
皮脂やスタイリング剤、花粉、ホコリなどは地肌や毛穴の詰まり・ニオイ・抜け毛の原因に。

おすすめはアミノ酸系シャンプー+頭皮マッサージ
力を入れすぎず、指の腹で円を描くように洗ってあげると、血行も促進されて◎

STEP2:アウトバストリートメントで乾かす前の準備

ドライヤーの前には必ずアウトバスケア(洗い流さないトリートメント)を!
濡れた髪はとてもデリケートなので、熱や摩擦から守るバリアを作ることが大切です。

  • 広がりやすい方 → ミルクやバームタイプ
  • 絡まりやすい方 → 軽めのオイルタイプ
  • くせ毛さん → アイロン前にも使える熱保護オイル

私が愛用しているのは「nino グロッシーオイル」。さらっと軽いのに、しっとりまとまる感覚がやみつきです。

STEP3:ドライヤーは「根元→毛先」が正解

自然乾燥はNG!枕との摩擦でダメージが進行するだけでなく、地肌の雑菌繁殖やニオイの原因にも。
ドライヤーは必ず根元から乾かして、仕上げに冷風でキューティクルを引き締めましょう。

マグネットヘアプロのような風力がありながら熱ダメージを抑える設計のドライヤーがおすすめです。

STEP4:ナイトキャップorシルク枕で摩擦を防ぐ

寝ている間に起きる摩擦・静電気・乾燥は、意外と深刻。
私自身も使っているのが、シルク素材のナイトキャップや枕カバー。ツヤやまとまり感が翌朝変わります!

  • シルクナイトキャップ:ロングの方やハイダメージ毛に◎
  • シルク枕カバー:手軽に導入しやすい

「寝ぐせがひどい」「朝のまとまりが悪い」という方は、ぜひ試してみてください。

STEP5:週に1〜2回のスペシャルケアも忘れずに

毎日のケアに加えて、週に1〜2回の集中トリートメントを取り入れると、さらに効果的。
毛先のパサつきやダメージが気になるときは、ワンストップ「オリーム」のような集中補修系マスクがおすすめです。

お風呂で3〜5分置いて、毛先にしっかりなじませるだけでも、ツヤと手触りが変わります。

まとめ:夜のケアこそ“美髪の土台”になる

朝のスタイリングに頼らずとも、夜のルーティンを整えるだけで、髪はうんと変わります。
「乾かすの面倒くさい」「忙しくて適当」——そんな日もありますが、ほんのひと手間が未来の髪を守ってくれます。

今日の夜からできるケア、ぜひひとつでも取り入れてみてくださいね。
続けることで、扱いやすくてツヤのある“理想の髪”が手に入ります。

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