カット ヘアケア

秋っぽさを出す前髪の作り方|大人っぽく見えるバング設計とスタイリング

※この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。

普段からお客様の髪を見ている美容師の目線で、“これなら安心しておすすめできる”と思ったものだけを紹介しています。おうちケアのヒントになったら嬉しいです!

秋の前髪は「少し長め」×「透けすぎない量感」×「ツヤ」がキーワード。軽さよりも落ち着きまとまりを意識すると、一気に季節感が出ます。

秋に似合う前髪とは?

秋の服はニット、ツイード、レザーなど素材感と深みが増える季節。前髪もそれに合わせて、夏のような極薄シースルーではなく、目に少しかかる長さや、毛先に丸みを持たせた設計が相性抜群です。肌映りはやわらかく、印象は大人っぽく。軽すぎるとコーデとちぐはぐになりやすいので、「適度な重さ+透けのバランス」を狙いましょう。

長めバングでシックに見せる

カットのポイント

  • 長さ目安:黒目〜まつ毛ライン。目尻側はやや長めでサイドへ自然につなぐ。
  • 量感調整:表面は残し、内側を薄くスライドカット。透けは「上ではなく中」で作る。
  • ライン:フラット基調に1〜2mmだけ前下がり。横顔が締まって見えます。

スタイリングのポイント

  1. ドライ前に軽めの洗い流さないトリートメントを1プッシュ。
  2. 前髪を左右→下へ交互に乾かし、根元の生えグセをリセット。
  3. 6〜8割乾いたら、前髪のみ弱風で毛先を内に入れる。
  4. 仕上げにオイルを“米粒半分”だけ指先にとり、毛先だけにつまませてツヤをプラス。
  5. 斜めに流れるサイドスイープ

顔周りに長短差をつけ、分け目を曖昧にして流すスタイル。ニットやジャケットのえり元とのバランスが良く、小顔効果も高いです。

  • カット:前中心は目の上、こめかみ側へ向けて段差をつける。内側だけ量感を抜く。
  • ブロー:温風で根元を起こし、冷風でキープ。最後に前髪のみ軽くスルー。
  • 仕上げ:バームを米粒量。分け目は7:3でも6:4でもOK、日によって変えて旬の抜け感に。

透けすぎない“控えめシースルー”

夏の超軽量から“秋モード”へ。表面の面は残しつつ、中だけ透けさせるのがコツ。光が当たるとふわっと柔らかく、暗髪でも重く見えません。

  • 量感:薄すぎはNG。両黒目の幅+αでベースを取り、内側で透けを作る。
  • ツヤ出し:仕上げにごく少量のオイルを手のひらでよく伸ばし、手ぐし一回で終了。

ぷつっとラインのワイドバング

眉下〜目上で水平気味に“ぷつっ”と切るトレンド。秋は幅をやや広めに取り、角は丸めることでモードすぎず上品に。

  • ライン:重心は下。端は丸く削って柔らかさを残す。
  • スタイリング:ストレートアイロンを一瞬だけ通し、面を整える。仕上げはオイル“米粒1/3”。

顔型・髪質別の似合わせ

顔型

  • 丸顔:サイドに長さを残して縦比率アップ。サイドスイープが◎。
  • 面長:ワイド気味+薄め透けで横幅を強調。眉下ラインがおすすめ。
  • ベース型:端をラウンドに、前下がりで輪郭をソフトに。
  • 逆三角:前髪は厚め、こめかみにボリューム。重心を下へ。

髪質

  • 直毛:毛先のみCカール。オイルはごく少量。
  • くせ毛:生えグセ補正が最重要。根元は水で濡らし直してからドライ。
  • 多毛:中だけ量感を引き、表面は残す。
  • 細毛:オイルはつけすぎ注意。ミルクや軽いバームで質感づくり。

カラーと前髪で“秋感”を底上げ

前髪の雰囲気はでガラッと変わります。おすすめは、

  • オリーブグレージュ:赤みを抑えて柔らかい陰影。透け控えめ前髪と好相性。
  • モカブラウン:肌映りが良く、ツヤが出やすい。長めバングで品よく。
  • ラベンダーアッシュ:黄みを抑え、くすみすぎない大人の透明感。

ありがちな失敗と回避策

  • 薄くしすぎた:上から被せる毛を作れるよう、内側で透けを作る設計に。
  • 重くなりすぎた:中央1cmのみに軽い隙間を作って抜け感を。
  • うねり・割れ:乾かす順序は根元→毛先。左右交互→下方向で。
  • ベタつき:オイルは“米粒量”から。付けすぎたらドライヤーの冷風でなじませる。

ホームケアのコツ

  • 夜:前髪の根元だけ水で濡らし、生えグセをリセット→ドライ。
  • 朝:寝グセ部分のみ霧吹き→弱風で根元を起こす→冷風で固定。
  • 仕上げ:オイル/バームは指先に伸ばしてから毛先だけにオン。

まとめ:この秋は“少し長め・透け控えめ・ツヤ重視”で前髪を更新。設計と乾かし方、仕上げ量の3点を押さえれば、服との相性もぐっと良くなります。

みんながよく読んでいる記事

1

ゼロテクカラーとは? 敏感肌の方でもヘアカラーを楽しみたい。そんなあなたに「ゼロテクカラー」という選択肢があります。頭皮への刺激を最小限に抑え、美しい髪色を実現するゼロテクカラーの魅力をご紹介します。 ...

2

無重力パーマとは?基本を理解する 無重力パーマは、髪への負担を軽減し、理想のスタイルを叶える革新的なパーマ技術です。デジタルパーマとの違い、施術のメリット、注目のゼログラプロセスまで、無重力パーマの全 ...

3

※この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。 普段からお客様の髪を見ている美容師の目線で、“これなら安心しておすすめできる”と思ったものだけを紹介しています。おうちケアのヒントになったら嬉しいです! ...

4

美容室で販売されているサロンシャンプーって高いですよね。 でも、あれこれ細かく計算したときに「本当に高いのか?」というお話をしたいと思います。 たとえば、LUXとかパンテーンとか、市販の有名なシャンプ ...

5

髪の色を変えたいけど、どんな方法があるんだろう…とお困りの方は多いはず。 この記事では、ダブルカラーという方法について詳しく解説します。 ダブルカラーとは何か、そのメリットとデメリットについて詳しく解 ...

-カット, ヘアケア