※この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
普段からお客様の髪を見ている美容師の目線で、“これなら安心しておすすめできる”と思ったものだけを紹介しています。おうちケアのヒントになったら嬉しいです!
「水分はタオルで7割まで落とす→根元から先に乾かす→面を小さく分けて風を一点集中」。この3つを守るだけで、仕上がりを落とさずドライ時間はグッと短くなります。
目次
まず覚える3つの最短ルール

- 水分はタオルで7割オフ:ドライヤーは「残り3割」を飛ばす道具。濡れすぎたまま当てるほど時間は延びます。
- 根元→中間→毛先:根元が乾けば髪の量感が持ち上がり、風の通り道ができて全体が早く乾きます。
- 面を小さく分けて一点集中:大きな面に弱い風を広げるより、小さな面に中〜強風を短時間が早い&美しい。
乾かす前の「下ごしらえ」だけで半分勝ち

1) タオルドライは押して吸わせる
- ゴシゴシこすらず、地肌は指の腹でプレスして水分をタオルに移す。
- 毛先はタオルで挟み、軽く握る→離すを数回。ねじらない。
- 可能ならマイクロファイバーやターバン型で2〜3分置き吸水。
2) コーミングで風の通り道を作る
- 目の粗いコームや手ぐしで絡まりをほどく(引っかかり=乾かない原因)。
- 分け目を仮で変えておくと根元が起き、乾きが早い。
3) アウトバスは「軽さ優先」
時短目的なら、濡れた状態では軽めのミスト or ミルクor軽めのオイルを少量。重すぎると風が通りにくく時間が延びます。
おすすめのオイル
実践ステップ(長さ別)
ショート〜ボブ
- 後頭部の根元に中〜強風を当て、手で地肌を軽くこする(70%乾きまで)。
- サイド→トップの順に根元だけを先に乾かす。
- 全体が8割で冷風を10〜20秒。輪郭が締まって速乾&ツヤ。
ミディアム
- 耳上で上下に分ける。下段の根元→中間を先に。
- 上段も同様に。毛先は手ぐしで内側へ誘導しながら1〜2往復で終了。
- 仕上げに冷風。うねりやすい箇所のみノズルで短時間タッチアップ。
ロング
- 左右と後ろで3ブロック。各ブロックの根元8割→中間2割→毛先は風を通すだけ。
- 毛先は指でリボン状にまとめ、斜め下から風。面を小さく。
- 最後に前髪と顔まわり→冷風固定。
ノズルは必須。風を絞るだけで同じワット数でも乾きは体感で変わります。狙い撃ち=時短&ツヤ。
時短に効くツールとアイテム
- 速乾タオル/ターバン:吸水力が高いほどドライヤー時間は短縮。
- 中〜高風量ドライヤー:風量重視。温度は中でも、当てる距離を近く&動かす速度を早くで時短。
- ノズル&コーム:風を線状にして面を小さく。コーミングで風の通り道を維持。
時間が延びるNG行動
- 濡れたままスマホやスキンケアで放置(水分が髪内部にとどまりにくく、広がりやすい)。
- 最初から毛先ばかり乾かす(根元が湿ったままだと永遠に終わらない)。
- 弱風で広く当て続ける(時間がかかるうえにパサつきやすい)。
- 重めのオイルを最初にたっぷり(風の通り道をふさぐ)。
- ノズルなしで距離が遠い(熱と風が逃げる)。
根元を先に乾かし、毛先は最後に短時間で通過。仕上げに冷風→軽いオイルを毛先だけで質感が締まります。
まとめ|「風の通り道」を作れば、時短は叶う
- 押すタオルドライで水分7割オフ
- 根元→中間→毛先の順で狙い撃ち
- 面を小さく分け、ノズルで一点集中
- 8割乾いたら冷風でツヤ固定
毎日の5分短縮は、1か月で約2.5時間の節約。まずは今日、タオルドライと根元ファーストから始めてみましょう。