カラーを長持ちさせるシャンプー比較(市販 vs サロン)

同じ「カラー用」と書かれていても、洗浄力・pH設計・補修成分が違えば色持ちは大きく変わります。美容師目線で「市販」と「サロン」の特色を整理し、どっちが自分に合うかを判断できるように解説します。
※この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
普段からお客様の髪を見ている美容師の目線で、“これなら安心しておすすめできる”と思ったものだけを紹介しています。おうちケアのヒントになったら嬉しいです!
目次
色持ちを左右する3大ポイント
- 洗浄成分:強すぎると色素を流出。アミノ酸系・ベタイン系は穏やか。
- pH設計:弱酸性でキューティクルを引き締め、色素の流出を抑える。
- 補修&保湿:加水分解ケラチン/シルク、セラミド等でダメージホールを埋める。
要点:「やさしく洗う × しっかり守る」設計が色持ちの近道。
市販 vs サロン:徹底比較
項目 | 市販シャンプー | サロンシャンプー |
---|---|---|
洗浄力 | 幅広い層向けでさっぱり寄りが多い。皮脂が多い人や整髪料多用者に◎。 | 穏やか〜中庸設計が中心。ダメージ毛・カラー毛との相性◎。 |
pHバランス | 弱酸性を謳うが幅が広く、製品差も大きい。 | カラー後を想定した安定弱酸性が多く、キューティクルを整えやすい。 |
補修・保湿 | 植物エキス等が中心。補修は軽〜中程度。 | 加水分解ケラチン/シルク等の機能性成分が高配合の傾向。 |
香り・使用感 | 万人受けの香り、泡立ち重視。 | 摩擦低減や滑りに配慮。香りは控えめ〜上質系が多い。 |
コスト | 初期費用は低め。ただし色落ちが早いとカラー頻度が増えトータル高になる場合も。 | 単価は高めでもカラー持ちで来店周期を最適化でき、総コストが下がる例も。 |
購入のしやすさ | ドラッグストア・ECで入手容易。 | サロン/公式EC中心。カウンセリングで最適選定が可能。 |
結論:カラー毛・ブリーチ毛・乾燥期は「サロン系の穏やかな洗浄×補修重視」が有利。皮脂多め・整髪料がっつりの日は、週1のクレンジング併用で市販でも運用可。
タイプ別おすすめの選び方

① カラー直後・ブリーチ毛最優先:やさしく洗う
- アミノ酸系主体+補修(加水分解ケラチン/シルク)配合。
- 熱ダメージを抑えるため、ドライ前ミルクorオイルは必須。
② 夕方ベタつく・整髪料を多用
- 普段は穏やか、週1でクレンジング(高洗浄)をスポット使用。
- クレンジング日は必ず集中トリートメントでリバランス。
③ 敏感肌・赤みが出やすい
- ベタイン系や低刺激設計。香料弱めを選択。
- 新製品はパッチテスト→少量から。
④ 秋の乾燥・静電気が気になる
- アミノ酸系+保湿。仕上げにミルク→オイルの順でフタ。
- お湯は36〜38℃。高温は退色&乾燥を助長。
色落ちを防ぐ洗い方5ステップ

- 予洗い1〜2分:ぬるま湯で整髪料も浮かせる。
- 泡で洗う:手のひらで泡立て→指の腹でマッサージ。
- すすぎ徹底:耳うしろ・襟足は入念に1分以上。
- タオルドライ:こすらず押さえる。摩擦は褪色の元。
- アウトバス+即ドライ:ミルクやオイルで保護→根元から素早く乾かす。
NG:熱いお湯/爪を立てる/濡れ髪放置/毎日の強クレンジング。
“カラーがすぐ落ちる”人にありがちな誤解
- 泡立ち=洗浄力の強さ、ではない:起泡は処方の工夫。穏やかでも十分に洗える。
- ノンシリコン=正義、ではない:摩擦が増えると退色が進む。コンディショナー/アウトバスの適量使用は◎。
- 価格=仕上がり、ではない:設計(洗浄・pH・補修)をチェック。
よくある質問(FAQ)
Q. カラー直後はいつから洗っていい?
A. 目安は24〜48時間後。カラー定着のため初回は特にぬるま湯+やさしく。
Q. 紫シャンプーは毎日使うべき?
A. 退色具合に合わせ週1〜2回程度で十分。普段はアミノ酸系で色素を守る。
関連記事でさらに色持ちUP
▶ 秋の乾燥で髪がパサつく人必見!シャンプー選びのコツ
▶ 実は間違ってる?シャンプー時のNG習慣3つ
編集後記|アミノ酸系なら「nino PREMIUM」もチェック
この記事では商品名を挙げずに比較しましたが、アミノ酸系×補修・保湿×弱酸性設計という観点から、私が普段サロンで提案しているのがnino PREMIUM Shampoo & Treatmentです。
カラー毛の退色を抑えつつ、秋の乾燥でパサつきやすい髪にやさしくアプローチできます。
- ✔ アミノ酸系洗浄で色素の流出を抑制
- ✔ 加水分解ケラチン・シルク配合で内部補修
- ✔ キューティクルを整える弱酸性設計でツヤと手触りUP
- ✔ ブリーチ毛・ハイダメージにもやさしい使い心地
👉 nino PREMIUMを詳しく見る