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カラーが長持ちする人が必ずやってる習慣とは?|美容師が教える色持ちルーティン完全版

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普段からお客様の髪を見ている美容師の目線で、“これなら安心しておすすめできる”と思ったものだけを紹介しています。おうちケアのヒントになったら嬉しいです!

カラーが長持ちする人が必ずやってる習慣とは?

洗う・守る・乾かす・補う・整えるの5つを“正しい手順と道具”でルーティン化している人は、確実に色持ちが良いです。

まず押さえるべき5つの基本

  • ぬるま湯38℃前後:高温はキューティクルを開かせ、色素が流出しやすくなります。
  • 低刺激&弱酸性のシャンプー:洗浄力が強すぎると褪色が加速。pHは4.5〜5.5が目安。
  • ドライ前の熱対策:ヒートプロテクト(耐熱)を必ず。濡れた髪は色抜けしやすい状態です。
  • UV/摩擦/水質のガード:外出・就寝・プール/温泉など、シーン別に対策を用意。
  • 定期的に“補色&ツヤ”を足す:カラートリートメントやグロスでトーンダウンせずに色味を延命。

専門用語メモ:キューティクル=髪表面のウロコ状の保護層。ここが開くと色素や水分が抜けやすくなります。

今日からできる色持ちルーティン(24時間/7日/30日)

カラー直後〜24時間

  • 当日は洗わない(どうしても洗うなら時短&ぬるま湯&弱酸性)。
  • ドライヤー前に耐熱ミスト→根元から素早く乾かす→中間〜毛先。
  • 外出は帽子や日傘でUV対策。

1週間のリズム

タイミングやることポイント
毎日ブラッシング→予洗い→やさしく洗う→中間〜毛先にトリートメント→完全ドライ38℃前後。摩擦ゼロ意識。
2日に1回カラー用ヘアマスク放置3〜5分で色とツヤを補給。
週1金属イオン/皮脂汚れのリセット専用クレンジングで“溜まり”だけ落として素髪に。

30日のメンテナンス

  • 3〜4週:色味のくすみが出始めたらグロス/トナー(酸性カラー)でツヤ補充。
  • 5〜6週:根元リタッチ or トーン調整。全頭の染め直しは必要最小限でOK。

正しい洗い方:色落ちの7割は“洗い”で決まる

ステップ① 乾いた状態でブラッシング

髪表面のホコリを落として絡みをほどくと、シャンプー摩擦が激減して褪色を防げます。

ステップ② 予洗いは60〜90秒

ぬるま湯だけで皮脂・スタイリング剤の7割は落ちます。泡立ちが良くなり、シャンプー量も削減できます。

ステップ③ シャンプーは“頭皮メイン”

  • 手のひらで軽く泡立ててから頭皮へ。
  • 毛先は泡を通すだけでOK。揉まない・こすらない。

おすすめのシャンプー

ステップ④ 中間〜毛先にトリートメント

コーミングして密着度を上げ、1〜3分置いてからすすぐ。根元は避けてふんわり感をキープ。

NG例(やりがち)

  • 40℃以上の熱湯で洗う
  • 強い洗浄力の高頻度使用
  • ゴシゴシ摩擦・爪を立てる
  • 濡れたまま放置・自然乾燥

おすすめのトリートメント

乾かし方&熱ダメージ対策

  • タオルドライは“押す”だけ:こすらない。マイクロファイバーが便利。
  • 耐熱ミスト/オイル:ドライ前にミスト→仕上げにオイルの順が扱いやすい。
  • 根元→中間→毛先の順で素早く:8〜9割乾いたら冷風でキューティクルを閉じツヤ固定。
  • アイロンは150〜160℃を目安に短時間。高温長時間は褪色の近道。

おすすめのアウトバスオイル

紫外線・摩擦・水質から守るコツ

外出時

  • UVスプレーや帽子/日傘で日中の退色をブロック
  • 海・プールは事前にオイルでコーティング→遊んだ後は早めに優しく洗う。

就寝時

  • シルク枕カバー/ナイトキャップで摩擦軽減。
  • 長い髪はゆるく三つ編みやシルクシュシュで保護。

水質

温泉や硬水エリアでは金属イオンが付着しやすく、くすみや手触り低下の原因に。週1のクレンジングでリセットすると色が澄みます。

色持ちを伸ばすホームケアの選び方

  • シャンプー:弱酸性・アミノ酸系・色持ち対応(「カラーケア」「酸性」「低刺激」などの表記を目安に)。
  • トリートメント:補修成分(加水分解ケラチン等)+ツヤ出し成分で手触りを底上げ。
  • ヒートプロテクト:ドライ前はミスト、仕上げはオイルでコーティング。
  • カラーマスク/カラートリートメント:週1〜2回、抜けた色味を“補色”して延命。

※シャンプーを替えるだけでも褪色スピードは目に見えて変わります。合わない場合は使い切らずに見直してOK。

サロンメンテの最適周期

  • トナー/グロス:3〜4週でツヤと色味を補給(明るさは変えずニュアンスだけ戻す)。
  • リタッチ:5〜6週を目安に根元だけ整えるとダメージも最小限。
  • フルカラー:必要なときだけ。色持ち習慣が身につくと回数自体を減らせます。

プロのコツ:初回は2〜3週間で一度トナーを重ねる“育てるカラー”戦略もおすすめ。抜け方が整い、以降のメンテが楽になります。

ありがちな誤解をサクッと訂正

  • 毎日洗うと色落ちする?→適切なシャンプー&38℃であれば問題なし。むしろ頭皮環境が整い、色とツヤが安定。
  • 自然乾燥の方が優しい?→濡れたままはキューティクルが開きっぱなし。完全ドライが正解。
  • 高温アイロンでツヤが出る?→一時的な見た目だけ。低温短時間+冷ますが長期的な美しさを守ります。

よくある質問(FAQ)

Q. カラー当日にシャンプーしてしまいました…もう遅い?

A. ダメージは最小限。弱酸性&短時間&低温でやさしく洗えていれば大丈夫。翌日以降のケアを徹底しましょう。

Q. プールや海の予定がある時はどうすればいい?

A. 事前にオイルでコート→遊んだら早めにクレンジング→保湿トリートメントでリカバリー。

Q. ブリーチカラーの色持ちを延ばすには?

A. 摩擦ゼロ・熱最小・紫外線ブロックを徹底し、週1〜2の補色マスクでニュアンス維持がコスパ良し。

まとめ:習慣化がいちばんの近道

色持ちは“テクニック”より習慣で決まります。
①38℃でやさしく洗う ②ドライ前に耐熱 ③UV/摩擦/水質をガード ④週1リセットと補色 ⑤30日サイクルで整える。
この5つをルーティン化すれば、次回カラーまでの“キレイ”が確実に伸びます。

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