【①遺伝やもともとの髪質】
髪質は遺伝の影響を受けることもあり、老化に関する遺伝は全体の25%と言われています。
しかし、生活習慣や普段のケアで改善できる部分も多くあります。
髪のダメージを防ぐためには、髪のタイプに合ったシャンプーやトリートメントを選び、髪に栄養を与えるマッサージやトリートメントを行うことが大切です。
【②髪型、セットの方法】
髪を強く引っ張るヘアスタイルは、頭皮や髪に負担をかけ、抜け毛を引き起こす可能性があります。
このような髪型を続けると、毛乳頭が浅くなり、髪の栄養を受け取ることができなくなってしまうため注意が必要です。
抜け毛を防ぐためには、定期的に分け目を変えたり、髪を結ぶときにはゆるめに結んだりするなどの対策が必要です。
【③頭皮のベタつき】
頭皮の皮脂が過剰に分泌されると、髪表面がベタつき、全体的にペタッとした印象になります。
このようなベタつきの原因は、ストレスやホルモンバランスの乱れ、洗いすぎ、合わないシャンプーなどが考えられます。
【④髪や頭皮への外的ダメージ】
紫外線やパーマ・カラー、合わないヘアケアなどは、髪や頭皮にダメージを与え、ボリュームダウンの原因になります。
頭皮は顔と比べて約3倍の紫外線を受けるため、帽子や日傘などの対策が必要です。
また、白髪染めは根本にしっかりと塗布されるため、普通のカラーよりも頭皮への負担が大きくそれだけダメージが蓄積されます。
【⑤自然乾燥・ドライヤーの仕方】
髪のダメージや老化の原因の一つが、自然乾燥です。
自然乾燥によって、髪が水を含んで膨らむ「髪の膨潤」が起こります。
風船に空気をいっぱい入れて放置すると、最終的にシワシワになり弱々しくなるのと同じように髪も膨潤によって弱くなります。
しっかりとドライヤーで乾かすことで、髪を綺麗な形に整えることができます。
【⑥加齢】
年を取るにつれ、髪のハリやコシが失われボリュームダウンした印象になりやすくなります。
【⑦生活習慣】
生活習慣の乱れや運動不足、ストレスなどは髪の成長や髪質に悪影響を与えることがあります。
今回の記事では【④髪や頭皮への外的ダメージ】と【⑤自然乾燥やドライヤーの仕方】に焦点を当てて書いていきます。
巷で言われているボリュームアップの方法は間違っている?
ボリュームアップをしたい場合、多くの人が「パーマ」を思い浮かべるかもしれません。
確かに、パーマは髪にふわっとした動きを与え、ボリュームを出すことができます。
しかし、根本や毛先に元々ボリュームが無い場合、パーマをかけてもダメージが必ず起こります。
一時的に悩みが解消されるかもしれませんが、将来的にはパーマのダメージにより根本と毛先がますますボリュームダウンする可能性があります。
そのため、本質的な解決策にはなりません。
外的ダメージは、できるだけ少なくすることが重要です。
根本から立ち上げるためのドライヤーの使い方。美容師のテクニック
では、長期的に継続して効果を得る方法と今日から実践できる方法の2つをお伝えします!
長期的な方法としては、「生活習慣を見直し、運動不足を解消すること」「自分に合ったホームヘアケアを見つけ、これから長期的に継続すること」という2つがあります。
これらの方法で未来の髪を育てていくことができます。
もう1つの今日から実践できる方法は「ドライヤーの乾かし方を意識すること」です。
・分け目をこすりながら乾かすことで、分け目で分かれていたペタッとした根本が立ち上がり根本のふんわり感を演出できます。
・毛先を下に引っ張りすぎないようにすることで、下に引っ張りすぎると、立ち上げた根本とボリュームが落ちて全体的にボリュームがダウンします。
トップのボリュームの出し方
ボリュームアップしたい人の中には、トップだけボリュームを出したいけど、他の部分はまとめたいと思っている人もいるでしょう。
また、トップに特にボリュームを出したい人もいます。
その方法として、いくつかあります。
先にご紹介したように【ドライヤーの乾かし方を意識する】ことが1つの方法です。
乾かし始めは、分け目がつかないように根元を立ち上げるようにこすりながら乾かすと、自然な仕上がりになります。
もう1つは【カットでトップにボリュームを出す】方法です。
ショートヘアの場合、トップにボリュームを持っていき、襟足や下の部分はキュッとまとめるようにカットするとシルエットが自然に見える場合があります。
ホリステックキュアドライヤーをご紹介します
美容室で髪を乾かしてもらう場合と旅行先のホテルや自宅で自分で乾かす場合、仕上がりの違いを感じたことはありませんか?
ドライヤーの種類によっても、仕上がりは大きく変わります。
今回は、おすすめのドライヤー2つをご紹介します。
まずは、ホリスティックキュアドライヤーRp.です。
このドライヤーには、3つのモードがあります。ハリコシ・ボリュームアップモード、しっとり・ボリュームダウンモード、スキャルプ・キューティクルケアモードが選べます。
ハリコシを与えながらボリュームアップするために最適なドライヤーです。
二つ目は、マグネットヘアプロドライヤーゼロです。
このドライヤーは、温度と風量が調節でき、業界最軽量クラスである350gしかありません。
温度や風量を調整することで、髪質に合わせてドライヤーの熱ダメージも最小限に抑えられます。
ドライヤーを変えることは、未来の髪を育てる第一歩になると思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今回の記事が、あなたの役に立てば幸いです!